「チャットなんて失礼」「直接話せ」効率化ツール導入への反発をどう乗り越えるか

August 28, 2018
コラム | Column

株式会社 Oneteam、CFO の山田です。今回は、ビジネスマナー変遷期の反発やいざこざをどう乗り越えるかについてお話します。

日本のビジネスコミュニケーションは大きく変わりつつあります。

一昔前ならば常識だったことが今では時代遅れ、というケースも珍しくありません。しかし、何かが大きく変わるときにはどうしても反発や衝突が起こるものです。それらをどう乗り越え、職場環境を変えていけばよいのでしょうか。

「礼儀 2.0」――相手の時間を奪わないコミュニケーション

一昔前ならば「直接会って話をすること」が礼儀ある行動でした。重役が出席していない会議で何かを決めるなんてもっての外。報告は必ず上司の元へ出向いて対面で。こういった慣習がまだ残っている職場も多いかもしれません。

社内コミュニケーション用にチャットツールなどを導入しようとする際に「チャットなんて失礼」「会って話すのが丁寧」などの反発が起こるのもこうした「礼儀」が背景にあるのでしょう。

しかし、この「礼儀」は果たして理にかなっているのでしょうか。

時間という限りある資源はほかに換えがききません。重役がすべての会議に出席し、すべての報告を面と向かって口頭で受けるならば、多くの時間が奪われることになるでしょう。部下の側もスケジュール調整などに多くの時間をとられます。貴重な時間を、互いに奪い合っているのです。

VR エヴァンジェリストの GOROman 氏は、旧来の日本の礼儀作法を「礼儀 1.0」、相手の時間を奪わないように配慮する新しい価値観を「礼儀 2.0」と定義しています。

<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="en"><p lang="ja" dir="ltr">礼儀の定義が変わってきてる気がした<br><br>礼儀1.0<br>相手を重んじる。自分の時間を犠牲にし、時間を相手のために使う。直接会う。スーツなど服装をわきまえる。<br><br>礼儀2.0<br>相手の時間を奪わないようにする(電話しない、リモートで済むものはリモート)</p>&mdash; GOROman (@GOROman) <a href="https://twitter.com/GOROman/status/984872963655680000?ref_src=twsrc%5Etfw">April 13, 2018</a></blockquote>
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参考:

日本人は礼儀もアップデートできていない。礼儀 2.0 世代が感じる「相手の時間を奪う」非効率なマナー | BUSINESS INSIDER JAPAN

「礼儀正しく時間を奪う人」にどう対抗する? マイクロソフト澤円氏が語る働き方改革 (1) 無駄な会議が「普通」になっている人たち | マイナビニュース

たくさん会議の予定が入っているのはステータスではない

・多くの会議に呼ばれる

・たくさんの人が「ご挨拶」と称して会いに来る

・社内外からの「CC」メールで受信箱が埋め尽くされる

今まではこれが役職者としてのステータスだったかもしれません。ところが礼儀 2.0 の視点から見ると、会議や面会によってたくさんの時間を奪われているわけですから、この人物は尊重されていないことになります。

弊社(Oneteam)では、お互いに無駄な時間を使わせないことを徹底しています。

オンラインミーティングスペース「Oneteam」を使うことで、無駄な会議も、不必要に量が多くなりがちな社内メールもなくしました。これらはできるだけお互いの時間を奪わずにコミュニケーションをとる礼儀 2.0 の考え方そのものです。

礼儀 2.0 によって奪われずに済んだ時間を活用すれば、ビジネスをもっと前へ進めることができるはずです。そのほうがよっぽど有意義だと思いませんか?

礼儀 1.0 と礼儀 2.0。お互いの歩み寄りのために

礼儀 1.0 と礼儀 2.0 は、まったく異なる思考回路です。1.0 の人と 2.0 の人がコミュニケーションを取ろうとすれば、行き違いが起こるのは当然といえます。

とはいえ、人の考えというのはそう簡単には変わらないもの。長年それが正しいと信じてきたならばなおさらです。一気に礼儀 2.0 へアップデートするのは難しいと思うので、少しずつ、しかし確実に自分や周りを変えていこうではありませんか。

もしあなたがこの記事を読んで礼儀 2.0 へのアップデートに興味を持ってくれたならば、まずは「ルールだからそうする」という思考停止をやめてみてください。「なぜそうなのか」を意識しながら行動すれば、改善すべき点がたくさん見つかるはずです。

そして、意味不明だと思うマナーをまず” 一つだけ” やめてみてください。一気にやると反発も大きいですが、一つだけならば案外許容されるかもしれません。

一つやめて怒られなければもう一つやめて、できるだけ減らしていきましょう。少しずつ進めるのがコツです。

変われない人は時代に淘汰される

ビジネスマナーだけではなく、これからは働き方もどんどん変わっていきます。会社という単位は絶対的なものではなくなり、課題(ミッション)解決のために必要なスキルとビジョンを持った人間が集まるミッションドリブンな働き方が主流になるでしょう。

そうなれば、課題解決のための本質とは関係のない無意味なマナーは減っていきますし、それについてとやかく言う人も少なくなる、もしくは、ビジョンが合わない人として敬遠されることになります。

ひとつ、忘れないようにしたいのは、礼儀 2.0 もいずれはアップデートされて新しい考え方に置き換わる日が来るということです。そんなときに「変化に対応でき」「自分を変えることができる」柔軟な人間でありたいものです。

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